fc2ブログ

おひとりさまの食事

美味しいって言ってもらえたら嬉しいと話したが、一人だったら寂しいだろうなあ。

誰もほめてくれる人もいない。

2016年2月のニュースに考えさせられた。

5日、無理心中を図ろうと77歳の妻を殺害したとして、83歳の夫が逮捕されたが、夫は逮捕後、食事をとることを拒み続け、23日、入院していた病院で死亡。

埼玉県の住宅でS容疑者(83)が妻のKさん(77)の首を刃物で刺して殺害したうえ、みずからの首や手首も刃物で切りつけ、殺人の疑いで逮捕された。
警察によると、S容疑者は調べに対して、「認知症の妻の介護に疲れ、無理心中を図った」などと話していたという。
S容疑者は逮捕後にはほとんど取り調べに応じず、食事もとらなかったため、警察は医師と相談したうえで17日、町内の病院に入院させた。しかし、入院後も食事をほとんどとろうとしなかったため、点滴などで栄養補給をしていたが、23日午前10時ごろ病院で死亡が確認された。
S容疑者を留置していた警察署は、「本人はほとんど何も話さなかったので、なぜ食事をとることを拒み続けたのか理由は分からない。警察としても食事をとるよう説得していただけに、このような結果となり残念だ」としている。

このSさんは犯罪者なのか。
こんな状況にした国が悪いのではないか。

もし、妻が認知症を患い、意思疎通ができなくなってしまったらどうなるだろう。

冷たいようだが、下の世話をするのは私はできない。その時点で、施設に預けるしかないと考える。

でも、施設の費用負担が大きかったら何とか自宅で世話をするのだろうか。

この辺りの事情はよくわからないが、費用のことは考えず、恐らくSさんは奥さんのことだけを考えて自宅で介護をすることを決めたのではないか。

でも、ご飯を作ってあげても、美味しいとも言ってくれない。

長年連れ添った妻がこんな状況になったら、死んでしまいたいと思うのは理解できる。

それが長年続いたら心中を考えざるを得ない。

Sさんの気持ち
すごくよくわかる。

そして、断食して奥さんの後を追って自らの命を絶つとは見事だ。

現代高齢化日本における新ロミオとジュリエット恋愛話しではないか。

料理とは少し話しが離れてしまったかな。

スポンサーサイト



美味しいは魔法のことば

美味しいと言ってもらう。

最近、ほんのちょっとだけ料理して、嬉しかったのは家内から

美味しい!

って言われたこと。

立ちどおしで調理した甲斐があった。

苦労が報われる思い。

本当はそんなに美味しくないのかもしれないけど、そう言ってもらえるとすごく嬉しい。

この言葉がはげみになって、また、料理を作ってみようという気になる。

もしかしたら、家内の高等戦術かもしれないが…。

世の「男子厨房に入らず」を決め込む男性諸氏よ、

奥さんの料理には是非、「美味しい」というおほめの言葉を添えてくだされ。

その言葉によって、奥さんの腕がさらに上がって、毎日の料理の美味しさが倍増する。

夫も妻もハッピーになって

「美味しい」って魔法の言葉かも。

料理で長生きする

最近、料理をほんのちょっと自らやってみて感じているのは、料理は命の基本だということ。

睡眠、性欲、食欲は人間の三欲と言われるが食欲がそのなかでも一番大事なものだと思う。

病気になって点滴を打つ以外は、栄養摂取は食事により行うことで命を保つ。
外食や中食でなければ、料理をして食事をする。

だから料理はバイタル。

さらに、料理をすることは脳を刺激し、五感を研ぎ澄まし、体力維持にも役立つと思う。

同じものばかりを食べ続けるわけにはいかないから、毎日、献立を考える。

あなた、今夜はなにを食べたい?

家内からよく聞かれていたが、なんでも良いよと献立苦労をわからない私は答えていた。

季節の旬の食材がある。手頃な値段も考慮する。
主食を肉にするか魚にするか。肉も牛か豚か鶏か。魚は煮るか焼くか…。

その日の天候や体調も食欲に影響する。

献立が決まっても、

買い物はいつどこでするか。

調理道具や食器の準備の段取りは。

なにから調理するのが良いか順番を考える。
(何品か並行して調理して同時に完成させるのは意外に難しい。)

味つけはどうか。

色どりも視覚に訴えるものを考えたい。

これらをできるだけ安あがりにと、経済観念も家計には大切だ。

そして、後片付け!

料理を毎日するのはつくづく大変だと思う。

家内は料理が上手い

家内は料理が上手い。

子供や孫たちが集まったときも手際良く一人で料理をサッサと作る。

娘たちがあまり手伝わないのが男親としては不満だが、家内はあまりやかましく言わない。

かく言う私も義理の息子達と酒を酌み交わしている。

普段は、私と二人だが、手抜きせず、自分の食べたい物をきっちりと調理してくれる。

休みの日の朝は、私が食事担当。
コーヒーをドリップし、パンにはチーズのほか玉ねぎやトマトのスライスやピーマンの細切りをのせてトーストする。

目玉焼きかゆで卵を作り、キャベツを千切りしてサラダを作ることもある。

ヨーグルトにブルーベリーのジャムを加わればほぼ準備完了。

栄養バランスはどうなのか分からない。

あひる(あさ•ひる)ご飯のような、朝遅い時間にゆっくりと食事する。

至福の時。

こんな朝ごはんを準備するようになったのは最近のこと。

夫婦二人になって、そんな役割分担が定着してきた。

それに、私が定時退社するので、家内より帰宅が早いときは、家内が献立を置いていて、ネットを見よう見真似で料理を作る。

クックパッド、楽天、クックドゥとか献立サイトが沢山あるので、素人でもある程度の料理は作ることができる。しかも簡単に。

便利な世の中になったものだ。



男子厨房に入らず

男子厨房に入らず

そんな家庭に育った。

父親が台所に立っていた記憶もないし、料理は全くできなかった。

母の作ったご飯を美味しく頂きそのままテレビを見続ける夕餉の団らんだった。母は後片付けするため団らんには加われない。
それが当たり前だと思っていた。

結婚してからも家内の手料理に満足していた。小さな社宅。食事の後片付けだけは夫婦でした。

事件は休みの日に起こった。
その日、初めて家内に味噌汁を作ってあげた。豆腐にネギの味噌汁。
家内は何これ⁉︎と吐き出した。

事前に出汁をとるなんて知らなかった。お湯に味噌を混ぜただけの汁。
これは味噌汁とは呼べない。
それが分からず私は食べていた。

日頃、家内の手料理を美味しい美味しいと言って食べていたが、家内は私の味覚が変であることにここで気づいた。

産気づいて、家内がご飯のにおいに苦しんでいても、ご飯はまだと能天気に料理ができるのを待っていた。

風邪をひいて病に伏せっていたときに、おかゆも作れず、親子丼をとったときはさすがに家内も涙が出たと後で言われた。

「男子厨房に入らず」とは男子(位の高い人)が厨房に入って食用のために家畜がと殺されるのを見ると、かわいそうだからと殺をやめるように言うかもしれない。それでは生活がやっていけないから、男子は厨房に入らせなかった。と言うようなのが語源らしい。

男は台所に入って料理をしてはいけないと言う理解は的外れのようだ。


家内の母親は若い頃、病気がちだったこともあり、子供たちも料理の手伝いを積極的にしていたと言う。

そのせいか、家内の弟は料理の腕がピカイチ。お正月には義弟手作りの料理がテーブル狭しと並ぶ様は壮観だ。

家内も料理が上手い。美味しい手料理を毎日食べられる私は幸せだ。



新聞投稿

40代から50代にかけて、ときどき新聞に時事問題などについて投稿していた。

鹿児島に一時居たときは、南日本新聞に投稿すると掲載される確率がかなり高かった。

毎日新聞や朝日新聞にも投稿した。

自分の名前を新聞に見つけることはおーって、嬉しい。

最近は、老後破産とか漂流老人など高齢者の生活破綻がマスコミに取り上げられる。

私は厚生年金だから、まだましな方だが、年金だけではどんなに慎ましく暮らしても赤字になる。現役時代の蓄えを取り崩しながら赤字補填する。

年金も物価スライドとか言って、増えることはない。

万一病気になって医療費がかさめばすぐに生活は危うくなる。

子供が就職してくれればいいが、就職できなかったり失業して同居にでもなれば、親子で破産だ。

長生きすれば、蓄えを取り崩していく。蓄えが枯渇すれば長寿はリスクである。

国は景気浮揚を図って、インフレ率を2%にしているが、どっか庶民の感覚とのズレを感じている。

インフレになれば、年金生活者は困窮する。だから、デフレでも良いのではないかと思う。


こんな内容を深掘りし投稿をしたいと思っている。

だいたい、新聞投稿は400文字程度の制限があるので文章の推敲力を磨くのにはとても役に立つ。



俳句

俳句は全く未知の世界。

テレビのプレバトで夏井いつきさんが俳句の添削をバッタバッタと行なっているのを感心して見ている程度。

実際にどれだけの時間をかけているのかわからないが、夏井さんの添削を見るとまたたく間になされ、それによって俳句がイキイキしてくるのが分かる。(時には?と言うときもあるけど…)

たった17文字で情景がまざまざとあらわれ、詠んだ心情までもが伝わる俳句の世界は素晴らしい。

日本人なら芭蕉、一茶、蕪村に倣って一句ひねりたい。

古池や かわずとびこむ 水の音

やせ蛙 まけるな一茶 これにあり

菜の花や 月は東に 日は西に

どれもいいなあと思う。

芭蕉は「不易流行」という言葉も残している。

ものごとには、変えていけない原則(不易)と変えて良いもの(流行)とがある。

ビジネスの世界にも通用する不易流行。基礎をしっかり作って新たな分野にも挑戦すれば、永続的な経営が可能だろう。

芭蕉ってすごい。

小説2

書き出しから良い作品は違う。

爽やかだったり、暖かだったり、印象に残る言葉があったり、読者にこの作品を読んで良いみたいと思わせる何かがある。

吾輩は猫である。名前はまだない。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し

今日ママンが死んだ

どれも、この先を読んでみたいと思う。

銀の雫文芸賞への応募者には入賞作品の冊子を送ってくれるが、やはり完成度が高く読んで心地良い。
こんな風にいつか自分も書けるようになりたいと思う。

ただ、最近、気力、体力が落ちてきて長い文章を書くことが辛い。
まだ仕事をしているせいかあまり踏ん張れない。
完全にリタイアしたあかつきに本格的に挑戦してみるか…う〜ん、空白を作ると多分もう書かなくなると思う。
ENEOSの童話賞の他、文学賞で検索すれば日本全国にはさまざまな賞がある。原稿用紙50枚ほどの短編小説を年に一回くらいは書いていこう。

それに加え、俳句とか川柳などの日本独特の超凝縮文学にも手を伸ばしていこうかと思う。

気軽さがあって、感性も磨かれ、集中力も要求されるような気がするので高齢者には向いているのではなかろうか。

俳人や川柳人には失礼な言い草かな。

小説1

NHKの銀の雫文芸賞に3度ほと応募したことがある。入賞など叶わぬ夢。
家内に応募する前に作品を読んでもらう。

一番初めに書いた作品は貝原益軒をモチーフにしたもので、ふんふんと読んでいたが、次年の作品は小学生の作文みたいとストレートな感想を述べる。

審査者の方々にそんな小学生レベルの作文を読んでもらって申し訳ないが、本人は至極マジメ。

長い文章を書くのも疲れるので、昨年は、星新一賞に応募した。家内の感想はぜんぜん面白くないだった。

小説は構想を練り、関連事項を調査し、書き出し、推敲する。この一連の作業だけでも相当頭と時間を使う。

『60歳で小説家になる』と言う本がある。森村誠一著。
ネットの紹介文は
「60~70代での文学新人賞受賞者が急増中だ。その多くがリタイア後に、本格的に執筆を始めている。実は、出世できない人ほど小説家に向いている。自己顕示欲が強く、哲学的疑問を持ち、社会に不適合であることは、作家として重要な資質だからだ。現役時代にタネを仕入れ、時間が自由になる定年後にデビューすることこそ、理想の第二の人生。自身もサラリーマン経験を持ち、プロ作家を多数養成してきた著者が、その戦略とノウハウを伝授」という。

確かに森村氏はホテルマンだったが小説家になったのは若かりし頃。還暦作家ではない。まさに幻冬舎の企画力による著作だと思う。

「出世できない人ほど小説家に向いている。」という所なぞ出世できる人の方が少ないのだから幻冬舎マーケティングの真骨頂。

でも、出世できない人って「自己顕示欲が強く、哲学的疑問を持ち、社会に不適合」ってのは言い過ぎじゃない?
プロフィール

照

Author:照
FC2ブログへようこそ!
1955年生まれの男性。いまのところ現役(上場企業の非上場子会社監査役)。
健康状態は普通。ジム通い、通勤時ウォーキング(往復1時間)など実践。
長寿リスクに備え、株式投資、投資信託など購入するもはかばかしい成果に恵まれず。
ブログは頭の活性化がメイン。アフィリエイトなども指向するが上手くいかない。
給与生活をできるだけ節約して存命中。
健康に長生きするための知恵を求めてさすらい中。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる