2019.04.27(Sat)
「少しでも運転不安な人は考えて」 池袋暴走、遺族の夫
東京・池袋で高齢男性(87:旧通産省飯塚幸三元工業技術院長)の乗用車が暴走
し、横断歩道を自転車で渡っていた松永真菜さん(31)と長女莉子さん(3)が死亡
した事故で、真菜さんの夫の会社員男性(32)が24日、記者会見した。
冒頭の発言の全文は以下の通り。
まず、まず最初に事故現場の献花台にあふれるほどの花を手向けて下さった皆様、
妻と娘に寄り添い、心を痛めて下さっている皆様、皆様の温かい心に、本当に感謝し
ています。
最愛の妻と娘を突然失い、ただただ涙することしかできず、絶望しています。娘が
この先どんどん成長し、大人になり、妻と私の元を離れ、妻と寿命尽きるまで一緒に
いる。そう、信じていましたが、たった一瞬で私たちの未来は奪われてしまいまし
た。悔しくて悔しくて仕方がありません。この悔しさはどれだけ時間が経っても消え
ないでしょう。
妻と娘は本当に優しく、人を恨むような性格ではありませんでした。私も2人を尊
重し、本来ならばそうしたいです。ですが、私の最愛の2人の命を奪ったという相応
の罪を償って欲しいです。
この数日間、何度も、この先、生きていく意味があるのかと自問自答しました。し
かし、同時に今回の事故での妻と娘のような被害者と、私のような悲しむ遺族を今後
絶対に出してはいけないとも思いました。そのために私は妻と娘の画像を公開するこ
とを決断いたしました。

妻はとても恥ずかしがり屋で、フェイスブックなどで顔を公開することもないよう
な控えめな性格でした。そのため、本当に苦渋の決断でした。この画像を見ていただ
き、必死に生きていた若い女性と、たった3年しか生きられなかった命があったんだ
ということを現実的に感じていただきたいです。
現実的に感じていただけば、運転に不安があることを自覚した上での運転や飲酒運
転、あおり運転、運転中の携帯電話の使用などの危険運転をしそうになった時、亡く
なった2人を思い出し、思いとどまってくれるかもしれない。そうすれば、亡くなら
なくていい人が、亡くならずにすむかもしれない。そう思ったのです。
それぞれのご家庭で事情があることは重々承知しておりますが、少しでも運転に不
安がある人は車を運転しないという選択肢を考えて欲しい。また、周囲の方々も本人
に働きかけて欲しい。家族の中に運転に不安のある方がいるならば、いま一度家族内
で考えて欲しい。それが世の中に広がれば、交通事故による犠牲者を減らせるかもし
れない。そうすれば、妻と娘も少しは浮かばれるのではないかと思います。
今回の事故をきっかけに、さまざまな議論がなされ、少しでも交通事故による犠牲
者のいなくなる未来になって欲しいです。
(朝日新聞デジタル 2019年04月24日 18時40分)
20年後?、まだ自動運転が普及していなかったら、私も運転免許の
返上を真剣に考えないといけないと思う。
大丈夫、きっと何とかなる
今日もいい日だった
東京・池袋で高齢男性(87:旧通産省飯塚幸三元工業技術院長)の乗用車が暴走
し、横断歩道を自転車で渡っていた松永真菜さん(31)と長女莉子さん(3)が死亡
した事故で、真菜さんの夫の会社員男性(32)が24日、記者会見した。
冒頭の発言の全文は以下の通り。
まず、まず最初に事故現場の献花台にあふれるほどの花を手向けて下さった皆様、
妻と娘に寄り添い、心を痛めて下さっている皆様、皆様の温かい心に、本当に感謝し
ています。
最愛の妻と娘を突然失い、ただただ涙することしかできず、絶望しています。娘が
この先どんどん成長し、大人になり、妻と私の元を離れ、妻と寿命尽きるまで一緒に
いる。そう、信じていましたが、たった一瞬で私たちの未来は奪われてしまいまし
た。悔しくて悔しくて仕方がありません。この悔しさはどれだけ時間が経っても消え
ないでしょう。
妻と娘は本当に優しく、人を恨むような性格ではありませんでした。私も2人を尊
重し、本来ならばそうしたいです。ですが、私の最愛の2人の命を奪ったという相応
の罪を償って欲しいです。
この数日間、何度も、この先、生きていく意味があるのかと自問自答しました。し
かし、同時に今回の事故での妻と娘のような被害者と、私のような悲しむ遺族を今後
絶対に出してはいけないとも思いました。そのために私は妻と娘の画像を公開するこ
とを決断いたしました。

妻はとても恥ずかしがり屋で、フェイスブックなどで顔を公開することもないよう
な控えめな性格でした。そのため、本当に苦渋の決断でした。この画像を見ていただ
き、必死に生きていた若い女性と、たった3年しか生きられなかった命があったんだ
ということを現実的に感じていただきたいです。
現実的に感じていただけば、運転に不安があることを自覚した上での運転や飲酒運
転、あおり運転、運転中の携帯電話の使用などの危険運転をしそうになった時、亡く
なった2人を思い出し、思いとどまってくれるかもしれない。そうすれば、亡くなら
なくていい人が、亡くならずにすむかもしれない。そう思ったのです。
それぞれのご家庭で事情があることは重々承知しておりますが、少しでも運転に不
安がある人は車を運転しないという選択肢を考えて欲しい。また、周囲の方々も本人
に働きかけて欲しい。家族の中に運転に不安のある方がいるならば、いま一度家族内
で考えて欲しい。それが世の中に広がれば、交通事故による犠牲者を減らせるかもし
れない。そうすれば、妻と娘も少しは浮かばれるのではないかと思います。
今回の事故をきっかけに、さまざまな議論がなされ、少しでも交通事故による犠牲
者のいなくなる未来になって欲しいです。
(朝日新聞デジタル 2019年04月24日 18時40分)
20年後?、まだ自動運転が普及していなかったら、私も運転免許の
返上を真剣に考えないといけないと思う。
大丈夫、きっと何とかなる
今日もいい日だった
スポンサーサイト