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朝まで生TV

金曜の夜、
眠れなくてTVを点けたら田原総一郎の番組があっていた。
私が寝た後に、妻が好んで見ていた番組だが、
最近は見ていない。放映を続けていることも知らなかった。

田原氏は87歳。黒柳徹子さんと同い年。
耳が少し聴こえ辛いようだ、入歯をしてるのか滑舌も悪い。
でも、元気。しばらく死にそうにない。
若かりし頃と容貌も変わってない。

片山さつき、馬淵澄夫、小林慶一郎、藤井聡、森永卓郎、
三浦瑠璃、二木芳人などの論客に加え、コロナに喘ぐ
レストラン店主と貧困家庭を助けるNPOの代表が出ていた。

田原氏は論客たちに対し「あなたは何にも分かってない」と
机を叩いて指摘する場面もあった。
真夜中なのに超過激で元気だ。
女性の片山さつきさんだけは「田原さんは分かってるの」と
反論していたが、CMで中断され顛末は分からなかった。

貧困NPO代表者が、貧乏で大学入試試験料を払えなくて、
進学を諦める子がいるとか、夏休みになると給食がないから
飢える子がいるとか、ここは本当に日本かと疑うような話が出て驚く。

藤井聡氏や森永卓郎氏は消費税を0にすべきと従来の主張を
繰り返していたが、誰も耳を貸さない。

7年前まで公安警察が田原氏電話をすべて盗聴していたが、
もう盗聴はしないと言ってきたとトンデモな話を明かして
くれたりしたが、一体、このTV番組は何か世の中の役に立ってるんだろうか。

徹夜で議論しても生産的でない。中途半端にトピックは終わる。
まあ、私は途中で録画してベッドに戻ったから問題ないけど。。。

妻の好きな番組、「そこまで言って委員会」の方が、司会の辛坊氏が航海に出た後
若い女性がMCになったりしてよほど時代を先取りしているかも。

朝まで生TVは24時間戦えますかという、働き方改革前のメンタリティの番組だと思う。
来月もやるって言ってた。
田原氏の体力が続くまでやるんだろう。バカみたい。

大丈夫、きっとなんとかなる
今日もいい日だった
お陰さまで
ありがとう


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坐禅会

6月の2回目。
これで今年の半分が終わった。

今の時期の早朝は気持ちがよい。
夏至を過ぎ昼間が長いから明るいし、
梅雨の合間で天候にも恵まれた。

いつになく老大師が荒れていた。
初参加の女性が足が組めてないからイラついている。
遊びじゃないんだ、ちゃんとできなければ帰れ!と厳しい。

老大師は防犯用の監視カメラで準備する参加者の動向を見ている。
席を移った参加者がいたが、一旦廊下に出て別の席に
移らなければいけないのに、彼は廊下に出ずに席を移ってしまった。
そのことを、きまりを守れと怒っている。

法界定印という印を結んでいる人には、
左右の手のひらが深く合わさっていないから、
親指が平らになっているとうるさい。

白隠式という左手親指を右手で包むやり方の人にも
しっかり握っていないとやかましい。

茶礼で初参加の女性は植木屋だと自己紹介していた。
顔が黒いのは陽に焼けてるからか。
聖福寺の庭が素晴らしいと参加した理由を語っていた。

あれだけ老大師に言われると凹むだろうなあ。
次回は多分、来ないだろうなあと思いながら聞いていた。

老大師はギャンギャンうるさかったが、自分は存外、
平常心でいることができた。
慣れたかな。慣れすぎかもしれない。
老大師のカミナリを聞いておかしさまで覚えた。

聖福寺の裏手に何輪かハスの花が咲いている。
今が見頃。
このハスの花を見れるだけでも早起きの価値はある。

大丈夫、きっとなんとかなる
今日もいい日だった
お陰さまで
ありがとう




百歳人生を生きるヒント

五木寛之著 2017年

私が老年の救世主と仰ぐ著者の書である。
さすがに読み易いし、生きる参考になる。

去年までできていたことが、急にするのがむずかしくなる。
例えば、歯磨きのときしていた片足立ちが、
最近はふらついてうまくできなくなってきたp22
へ〜歯磨きのとき片足立ちしてたのか。。私も見習いたい。
早速、今日からやってみよう。

残酷だが、年をとることは、汚くなることp26
加齢臭やシミ、シワは防げない。
せめて身の周りぐらいはきれいにしておかないといけない。

「今日できることは、明日にのばす」という生き方はなおらないp87
良い生き方だなあと感心する。

「孤独のすすめ」という本を書いた。
キョウイクとキョウヨウ。
キョウイク=今日行くところと
キョウヨウ=今日、用事があること
が高齢者にとって大切なものp93

フレイルに付き合うため「養生の実技」という本を出版p107

自利利他という仏教の考えがあれば、介護離職には至らない。
離職すれば、自死利他。p118

新聞社のカルチャーセンターも良いp128
五木寛之氏はその後、大学に通う。私は大学に行くような余裕も
熱意もないが、カルチャーセンターとかは気楽で良いかも。

歳をとったら、何か人前に身をさらす稽古事をするといい。
いやでも身だしなみ、立ち居振る舞いに神経を使うようになる。
その緊張感が心身によい影響を与えるp133
坐禅会に行くのも他の人と会うからみっともない格好では参加できない。
稽古事とは言い辛いが良い会だと気付かされた。

食べることで生命力を得るために大切なことは、
何を食べるかより、だれと食べるか、ということが大切。p138

医師の松谷天星丸さんは、自身の体調が悪いときや、怪我をしたとき、
またストレスを感じたとき「さだめじゃ」と言い聞かせて乗り切った。p147

振り込め詐欺にあって、高齢者専用の見守りつきマンションに
移ったある女性は、不安を感じながら暮らすのではなく
子供に頼らず家を出て良かったp172

私は、はっきり言って、退屈な時間が大好き。
何もない一日は黄金の一日。
今日はナマケモノデイという一日を作るのも良いp149
やはり五木寛之氏はちょっと日本人離れしている。

百歳人生といっても、一日一日、一時間一時間、一刹那の積み重ね。
今日一日をマネージする。p181

豊かな過去をもっていることは、年長者にとってメリット。
90歳には90年の記憶の資産がある。その資産を使って妄想に遊ぶp190

私はこれまで二度、自殺を考えたことがあった。
中学二年生のときと、作家として働きはじめたあと。
真剣に具体的な方法まで研究した。
「君は至る所で死を待ち受けよ」セネカ。
「死は背後よりきたれり」吉田兼好p201〜203
この人にそんな過去があったとは驚いた。私は定年鬱のとき、
自殺をチラと考えたことがあるが、具体的な方法まで考えたことはない。

免疫学者多田富雄さんは言う。
「私たちの命は、生の中に死をはらんでいる。
ある細胞が生まれる一方で、静かに死を迎える細胞がある。
私たちは生きていくと同時に、長い時間をかけて死んでいく存在である」
生と死はお互いに影響し、侵食しあっているものp206
多田富雄さんの著書「免疫の意味論」を借りたが、難しくて読む気にならない。
多分、上のような内容が理解できればそれで充分だろう。

腹8分の話、下山の話など、五木寛之氏の別の本で読んだ内容も含まれてはいるが、
なるほどと合点することが多い。
この方にはもっと長生きしてもらってよき先達となって欲しい。

大丈夫、きっとなんとなる
今日もいい日だった
お陰さまで
ありがとう




弘兼流 60歳からの楽々男メシ

弘兼憲史著 2017年

ヒロカネプロダクションのまかない飯を弘兼氏本人が
作っており、そのレシピを写真付きで紹介してくれる。
巻頭の写真は20枚。一汁一菜と言うが、二菜、三菜もある。

例えば、サバ塩焼き、ネギの卵焼き、きんぴらごぼうのセット、
肉じゃが、空芯菜の炒め物のセット、
ゴーヤチャンプル、鮭のハラス焼きのセット、
サンマの梅煮、ポテトサラダ、大根の漬物、山芋のとろろ、アサリの味噌汁のセット、
ハンバーグ、アサリとホウレンソウの炒め物のセットなど、どれも美味そう。

60歳は料理を始めるのにぴったり。材料を買いに行き、
それで何を作ろうかと考えるのは、創造力であり、企画力であり、
計画力、段取り。それらはすべて老化防止にもってこい。p5

スーパーで買い物をするときのコツは、とにかく安くて
いいものを探す目を持つこと。安かった材料を買って、それでなにが
できるか考えるようにする。これは老化防止にとてもいい。p34

私の妻はまず何を食べたいか、レシピを考えて買い物にいく。
それが常識と思っていたが、安い旬のものを買ってから献立を考える
という弘兼流は頭の体操には良さそう。でも、私は今のところ無理。

土井善晴氏は「一汁一菜でよいという提案」なる本を出版し、
その中で「家庭料理は素材の持ち味を引き出して手をかけないことが一番。
ごはんと具だくさんの味噌汁があれば一汁一菜となる」p67

サバは一番おいしいときに獲って冷凍するのでノルウェー産は
シーズンを通して美味しいp91

鳥の羽の付け根や胸の筋肉には、イミダペプチドという疲労回復効果に
優れた成分が蓄えられていて、認知症予防にも効果があると言われているp105

安くて認知症予防にも良いとは鶏肉って高齢者の味方。

20代と30代のビジネスマンの約3割が週に一度以上、弁当を作っている。
料理が楽しいと思っている割合が7割を超えている。
「ランチの付き合いができないやつはダメだ」と批判する上司が多いが、
これはジェネレーションギャップ。p205

NHKではサラメシという番組もある。
たいがい弁当を一緒に食べるとか、オーナーのまかないメシ。
そんなランチの方が良い。

大丈夫、きっとなんとかなる
今日もいい日だった
お陰さまで
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友人とのゴルフ

新入社員時代に鹿児島と鹿屋に赴任した
4人がたまたま出向先の会社で一緒になった。奇遇。

出向先の会社からゴルフ会員権をあてがわれていて、
年に一回、バースデー割引のゴルフを4人で楽しんでいた。
後輩が今年で出向先の会社を終えるので、
バースデー割引のゴルフ会も最後。

1万円でプレーできて3千円弱のステーキランチも含まれる。

四人ともゴルフは下手。ライオン(百獣の王)スコア。
だけど楽しい。だから楽しい。

私以外は無職になる。それぞれ資産のバックグラウンドがある。
山口県の田舎に田畑があるとか、唐津の山持ちだったりする。
どちらも今は手に余り、資産というより死産というか負債のようだが、
活用方法はありそう。私にはそんな資産がないから羨ましい。

参加した一人は前日にワクチン接種の二回目を受けたという。
早くからゴルフの日にちは決まっていたから変更もできたのに、
強行して大丈夫か。
心配をよそに18ホールを回った。

接種したところは痛かったのかもしれないが、
五十肩に苦しんでいたので、それに比べたら屁のようなもの。
発熱もなかったので、身体が丈夫にできているのかもしれない。
老化が進んでいるのかもしれない。

来週は私も二回目を受ける。彼同様、なんにもなければ良いが。

四人のうち一人はあるゴルフ場の会員権を持っている。
次はそこのバースデー割引を使おうと約束して別れた。

梅雨の合間の晴天のもとのゴルフはとても気持ちの良いものだったが、
相当疲れてしまった。
夜8時半には寝て翌朝7時半に起きた。
睡眠時間11時間は最近の新記録である。

大丈夫、きっとなんとかなる
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銀の座席

堀秀彦著 1984年

朝日新聞に約一年間連載されたエッセイ。
著者は東大哲学科卒、元東洋大学学長。1902年生れ1987年没

「銀の座席」ってシルバーシートの日本語訳。
なあんだ。シルバーシートにちなんだエピソードから始まる。
書いていたのは著者が78、9歳の頃。
明治生まれの気骨のある爺さんである。

モンテーニュが400年前にこんなことを言ってたらしい。
「私は『良いお顔色だ、お脈も正しい』と言われて機嫌を
悪くする者を、見たことがある。
その全快をさとられまいと、わざと笑いをおさえる者を、
見たことがある。
同情が得られないからと健康を憎む者さえ見たことがある。
しかも困ったことにそれは女どもではなかった」
今も昔も、日本も外国も、変わりない。p23

「おかず」は漢字で「御数」と書く。
いろいろな食べものの取り合わせだから、「おかず」なのだ。p31

菊池寛の短編「極楽」が面白いp108〜

風呂を沸かすのが面倒で、この頃は月に一度しか入らないp112

老人が転びやすいのは、
①視力が不十分、
②歩くとき足を高く上げない、
③自分が年寄りだと、その瞬間忘れるためp173

哲学者なのに死にたくないという。
そんなもんかなあ。80歳近い年齢なら死は間近。
実際、85歳で亡くなっている。
覚悟を決めるのが明治人として格好良いと思うが…
未練があるのか…そこはチョットがっかり。

でも、死についての文章は深いp200〜
死についての二つの観念。他人の死と自分の死。
老人の場合、二つが近づき合う。
死は理論的に合点がいかない。
「野っ原を流れる小川をヒョイとひとまたぎするように、
軽く飛び越えたい」とモンテーニュは言う。
私はチラッ、チラッとときどき横目で死をながめる。
老いの先にはまちがいなく死がある。死は事故である。
人間に死がある限り、人間を合理的に、理論的に説明し、
解釈しようとする一切の試みは、何の役にも立たない。
老年も死も、よくわからないから不気味であり、
よくわからないから、何かが在るようにも思われる。
そして、だからこそ、生命は尊厳なのだ。

奥さんが1971年、57歳のとき膵臓癌で亡くなって、
それ以後一人住まい。料理も作っていたらしい。
おひとりさまを満喫?

この本では、老人のお金と性についてはあえて取り上げなかったと書いてある。
格調の朝日新聞には合わないかな。

大丈夫、きっとなんとかなる
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緊急事態宣言が解除され本を借りる

福岡県の緊急事態宣言が解除された。
福岡市図書館の貸出しが再開された。
アミカスに行って予約していた本を早速借りる。
8冊予約しているが、そのうち5冊が来ていた。

多田富雄著「免疫の意味論」
五木寛之著「百歳人生を生きるヒント」
弘兼憲史著「60歳からの楽々男メシ」
堀秀彦著「銀の座席」
デービッドアトキンソン著「日本人の勝算」

の5冊。
何か別の本に紹介されていて興味を持った本なのだが、
ずいぶん前に予約して何故読みたかったか忘れてしまった。

まっ良いか。

読書は楽しむもの。なんでも良い。

予約本の貸出しは再開されたが、アミカス図書館利用は
まだ再開されていない。
たまたまやってきた爺さんが図書館は開いてないのか…と言って
寂しそうに帰っていった。いつから使えるのだろう。
ネットの図書館スケジュールでは開館になってたはずだが…。

コロナは福岡市の高齢者の楽しみを奪う。

お隣の春日市では緊急事態宣言下でも図書館を利用できた。
コロナは差別を助長する。

大丈夫、きっとなんとかなる
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苦海浄土 全三部

石牟礼道子著 藤原書店 2016年

1,000ページもある大作。残念だが集中力が続かない。読めない。
活字に飢えているはずだが、重たい。
少し読み始めたら、今度は苦しくて読めない。
初版は1972年らしい。50年前か…

NHKの宗教の時間という番組でたまたま水俣病を取り上げていた。
猫がのたうち回る。若い女性が仰向けに寝て両手両足を挙げて震わせる。
その震え方が尋常でない。正視できない。
患者家族は毎日、その世話をしていたのかと思うと悲惨さに声も出ない。
自分たちもやがて病に犯されるのだ。絶望。
代々の漁師町にやってきたチッソが水銀を垂れ流す。
住人になんの落ち度もない。

石牟礼さんは解剖にも立ち会っている。
人間料理(こさえ)るまな板といわれていた解剖。
どうしてそこまでできたんだろう。

9歳の杢を爺やんから渡される
「こいつば抱いてみてくだっせ。軽うござすばい。
木で造った仏さんのごたるばい。よだれ垂れ流した仏さまじゃばって。
あっはっは。おかしかかい杢よい。」
彼の体重は3歳児に等しかったという。

この本に登場する人びとは本名という。一人一人に寄り添う。

有機水銀を海に流すとき科学技術者は、海を「水」として捉え、
不知火海は広い太平洋につながっているから毒物は薄まると考えたらしい。
浅はかだと思うが、当時はそれが当たり前と考えたのかもしれない。

作家の池澤夏樹氏は独自に世界文学全集を編纂して、
日本からは「苦海浄土」一冊だけを入れているという。
苦海浄土はルポルタージュ(現地報告書)と思うが、
登場人物の水俣弁を聞くとほんわかと温かくなる。
先の爺やんの言葉を見ればよく分かろう。
心に響くから文学と言っても言い過ぎではない。

水俣病患者である緒方正人氏は「チッソは私であった」を書き、
チッソの製品を使う自分に矛盾を感じる。
被害者も加害者も深い葛藤の記録である。

いろいろなことを考えさせられる「文学」である。

NHKの番組では生まれ変わった水俣を映していた。
木々におおわれた公園。
ヘドロや水銀漬けの魚をコンクリートに詰めて埋め立てた
土地の上が公園に生まれ変わっている。
いつか水俣に行ってみたい。

大丈夫、きっとなんとかなる
今日もいい日だった
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アシナガバチの巣を見つける

妻がウッドデッキにミニトマト、オオバ、
パセリ、ローズマリーなどを鉢植えで楽しんでいる。

私はどっちかというとウッドデッキにはガーデンセット
(真鍮製で白い丸テーブルと四脚の椅子)以外は
何も置かないほうがスッキリして良いのだが、
家事力の力関係から妻につい負けてしまう。

今朝、ミニトマトが萎れている。
水を撒いてやろうとウッドデッキに出たら、
アシナガバチが飛んでいる。あっ、もう一匹。
これはおかしいぞ。

ガーデンセットのチェアの裏を覗くと、
アシナガバチの巣が出来ている。
やばい。

昨日、3歳の孫の末娘がそのチェアに座って遊んでいた。
その裏でアシナガバチが巣を作っているとは驚いた。

まだ、巣はそれほど大きくはない。
自分で駆除できるかもしれない。

妻は闘争心が湧いてきたと言う。はあ?

私が福岡市に頼めないかをネットで調べている間に、
妻は巣の下に蚊取線香を置いていた。

嫌がらせしてやる!

確かに蜂は巣の上の方に集まって、煙を嫌がっている。
チェアを裏返しにして陽にあてるともっと嫌がるはずだから裏返ししたい!
妻にはパワーがある。

どうも、父親の血を引いているよう。
妻は「多分、お父さんなら箒かなんかで叩き落としてると思う」という。
確かに…お義父さんは言うことなすこと面白くて過激だった。

「東京見せちゃろうか!」
孫がいたずらするとよく言ってた。
何のことかと思ったら、子供の両側のコメカミをグーで挟んで高く持ち上げて、
東京を見せるというもの。とても痛そう。

福岡市では蜂の巣の駆除はしてくれないのを確認したが、
業者に頼めば4,000円からあるようだ。
巣を見るとまだ小さいから自分たちでなんとか駆除できそう。
そのためには強力殺虫剤を買ってから、夕刻からし始めるのが
良さそうとネットには書いてある。

そこまで待たず、家にあったハエ・蚊用の殺虫剤をスプレーしたら
アシナガバチは弱々しく死んでしまった。
それから巣を落としてしばらく様子を見る。
死んだのは3匹ほど。何匹かが飛んで帰ってきている。
でも巣もなくなったからやがていなくなるだろう。
良かった。

スズメバチだったらこうはいかなかっただろう。
また、アシナガバチが巣を作らないように監視しておこう。

大丈夫、きっとなんとかなる
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家族の条件

春日キスヨ著 2000年

NHKTVの福祉の番組を見てたらベラベラ喋るおばさんが出ていた。
キスヨさんという名前。子供のころは嫌だったろうなあ。
何かにちなんだ名前かもしれないが、
下品な私は「KISS夜」と連想してしまった。

元大学教授で、熊本出身、九大卒。意外に身近な人。
「百まで生きる覚悟」というベストセラーも著している。
その本を借りたかったが、春日市図書館にあったのは
岩波書店発行のこの本だった。

開いてみたら字が小さい。それで一気に読みたくなくなった。
岩波書店さん、もっと高齢者向けの活字を使ってよ。
でも、読む本がなかったので仕方なくページをめくった。

『美談の構図 p64
視覚障害、知的障害、肢体不自由の子を抱える夫婦。
死ぬしかないと思いつめる妻。夫は妻(当時23歳)に別れよう。
あんたはまだ若いからもういっぺんやり直しんさい。
わしはこの子を連れて田舎に帰って、百姓でもなんでもして
この子を育てるから。
その言葉を聞いて、
妻は、この人ならこの子を育ててもらえると吹っ切れた。』

『死のうと思うたこともある p110
おじいさん介護者は「死のうと思うたことが何度かある」
それに対し、おばあさん介護者は「主人より1日でも長生きしたいです。
この人を残して先に死ねません」』
もし、自分が介護する側に回れば死にたいと思うかも。
介護される側になっても迷惑をかけたくないので死にたいと思うかも。

『嫁-舅問題 p135
一番腹が立ったのは食事のこと。ご飯ですよと呼んでも舅はこない。
自分は偉いから沽券にかかわる。
舅はこれまで通り、自分中心の生き方を通すことに疑いを持たない。
自分の振る舞いが息子の家族にどんな心理的渦をもたらしているかなど、
一向に頓着しようとしない。』
こんな爺さんにはならないと思うけど、気をつけておかないと…

『あいまい化する介護責任 p150
介護している人にまとわりつく二つの問いー
いつまで続くのか、なぜ私が看なければならないか。』

それ以外にもいろいろな実話が紹介される。
著者は、どんだけの家族と関わってきたのだろう。
父子家庭、不登校、障害者・高齢者介護の問題を追究してきたそうだ。

ここに書かれている事例は1990年代にヒアリングしたものだ。
2000年4月から公的介護保険制度が実施されたから、状況は現在、
だいぶん良くなっていると思うが、根元は変わらない。
家族によっても異なる。
いろいろな例を見聞きして他山の石にするのも一つの知恵である。
この著者の本をもっと大きな活字で何冊か読んでみるか。

大丈夫、きっとなんとかなる
今日もいい日だった
お陰さまで
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プロフィール

照

Author:照
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1955年生まれの男性。いまのところ現役(上場企業の非上場子会社監査役)。
健康状態は普通。ジム通い、通勤時ウォーキング(往復1時間)など実践。
長寿リスクに備え、株式投資、投資信託など購入するもはかばかしい成果に恵まれず。
ブログは頭の活性化がメイン。アフィリエイトなども指向するが上手くいかない。
給与生活をできるだけ節約して存命中。
健康に長生きするための知恵を求めてさすらい中。

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